競艇漫画が熱い!競艇ファンもうなる漫画はもちろんこれ!

モンキーターン全巻
管理人も全巻持ってます(笑)

競艇を題材とした漫画はいくつかありますが、1番有名な漫画といえばやはり「モンキーターン」だと思います。今回はそんな「モンキーターン」をはじめとする「競艇漫画」についてお話ししていきたいと思います。

「モンキーターン」

「モンキーターン」

競艇ファンでなくとも人気の漫画なのが「モンキーターン」です。
「モンキーターン」は河合克敏さんによって1996年~2005年の10年間に渡り、週刊少年サンデーで連載されていました。この「モンキーターン」読んで競艇選手になったという人もいるほど、世間に大きな影響を与えた漫画だといえます。

ここで驚きのエピソードを1つ。作者の河合さんは特に競艇に詳しいというわけではありませんでした。
しかし、なぜ競艇漫画を描くことになったかというと、当時、週刊少年サンデーの編集長だった方から「競艇漫画を描いてみないか?」という一言がきっかけだったといいます。

競艇のことなど詳しくなく、少し戸惑い気味だった河合さんですが、取材で訪れた平和島競艇場で開催されていたレースの目の当たりにしたのが連載を決意する1番の決め手になったとのことです。

「モンキーターン」のあらすじ

主人公である波多野憲二は、甲子園出場を目指して野球に打ち込むという日々を過ごしていました。ひょんなことから競艇ファンの担任の先生に競艇場に連れていかれたことが、すべての始まりでした。
競艇場で見た白熱のレース、そしてボートが「モンキーターン」をする瞬間を目の当たりにした時、波多野は甲子園出場の夢を捨て、競艇選手になることを誓います。

競艇選手になるためには、運動神経や体力があるというだけでなれるほど簡単ではありません。競艇選手の養成所に入るため、死に物狂いで勉強した波多野は晴れて合格することができました。
そしてその養成所を卒業し、晴れて競艇選手になることができたのです。

養成所の卒業記レースでは優勝、SGレースの「全日本選手権競走」を2連覇、賞金王決定戦でも優勝と、競艇選手として華々しい人生を送ることとなります。
しかし、その華々しい人生の裏には、大きな挫折、選手生命に関わる怪我など、逆境が数多くありました。
“競艇を題材にた漫画”という枠を超えて、感動であったり人の暖かさ、人生とは何か?そんなことを教えてくれる素晴らしい漫画です。

主人公の波多野はもちろんですが、彼を取り巻く魅力あるキャラクターたちも人気の理由でしょう。アニメ化やパチンコにスロットなど、未だに人気や知名度が高い作品です。

「競艇少女」

「競艇少女」

「競艇少女」は1996年~2003年までスーパージャンプにて連載されていました。作者は寺島優さん、作画は小泉裕洋(現在は小泉ヤスヒロ)さんです。

「競艇少女」のあらすじ

「競艇少女」というだけあって、主人公は女性で速水財閥の3女の速水昌です。
ある日の学校帰り、借金取りから逃げる三田村という男に出会います。三田村の趣味は競艇で、速水は一緒に競艇場に行くことになります。

競艇場で速水が見たものは、男女が同じ土俵で戦う“競艇”という世界でした。
そして速水は家族の猛反対を押し切り、財閥のお嬢様として約束されていた人生を捨てて、競艇選手を目指すことになるのです。

連載開始が1996年ということで、「モンキーターン」と同時期になります。そのため、同じ競艇漫画として「モンキーターン」と比較されることが多いです。

競艇漫画として見た時、単純な完成度でいえば「モンキーターン」のほうが高いですし、人気があります。
しかし、女性選手がSGレースで優勝を目指して血のにじむような努力、数々の挫折を味わっていくところに、共感や感動した人も多くいます。

「透明アクセル」

「透明アクセル」

「透明アクセル」は2009年~2010年までイブニングにて連載されていました。作者は三田紀房さんです。

「透明アクセル」のあらすじ

「透明アクセル」は、女子フィギュアスケート選手を競艇選手へと転向させ、同時にその選手のドキュメンタリーを映画化することで、競艇ブームを起こすことを画策するのが大きなテーマになっています。

主人公の山田麻美は元女子フィギュアの上位選手。広告代理店の競艇の営業担当である青木智也に誘われる形で、競艇選手を目指すことになります。

競艇選手の努力や挫折といったところにフォーカスしているというよりは、ビジネスに重きを置いている漫画であり、競艇漫画の中でも異色の存在でしょう。そんなこともあり、賛否両論がある漫画でもあります。

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